その他

小刀に銘を切る方法(違法な物は除外)

タガネを当てて普通の金づちで叩いて銘を切ります。
切る小刀は金敷の上などに鉛を引いて(木でも良いか)誰かに保持してもらいましょう。小さな小刀なら強力な両面テープで貼り付けても良い。
自分はヤニ台(松脂と砥粉を混ぜ練った物を盛りつけた木の台)などに固定する事も有りますが。
当然焼きの入った場所には切れませんので、焼き入れする前か、銘を切る所を焼なまして。

一つコツですが、蹴りタガネ(銘切りタガネ)は倒すと深く打ち込み、立てると切って行くので、感覚が通常と逆だと感じると思います。

タガネの作り方。(自分のうpした物の場合)
使い古した丸鑢を焼きなます。
適当なサイズ(うpした物は7cmぐらい)に切り、鑢で整形。
先から少し内側をバーナーで熱し、先が赤くなったら、水へ
オーブントースターで5分間焼き戻し。
砥石で整形。角を丸くするとタガネの打ち込みが柔らかくなる。
刃文と言うか、結晶構造の違いが見えますね。
あとは好みで酸化被膜などをとる。

以上、剣恒光 ◆yl213OWCWU氏説明でござい。
氏の作った鏨はこちら

いやぁさすがですわ。

刃紋泥の作り方

次に刃文泥の作り方。右からいくと、大村砥石の粉、木炭の粉、とのこ(もともとは木の目止めに使う物。超微粒子だからマスク着用の事)となる。これをすべて1:1:1の割合で乳鉢にいれ斑がないようによく混ぜる。
最近はデジカメが普及しているからあまりないと思うけど、混ぜた粉をフィルムケースに入れて大体中農ソースくらいになるまで加水する。その時少しずつ入れると間違いがない。そうすれば出来上がり。あとは冷暗所で熟成させる。使う時には水分が多少抜けていたら再び加水して使う。

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