シース・鞘

刃物を作ったらやはりしまうものが必要である。その入れ物がシースや鞘と呼ばれるものだ。
そういえばナイフの場合はシース、和刃物をしまうものは鞘と言うような気がした。意味合いは同じだが間違ってたらスマソ。
それはおいといて、ここではその入れ物の作り方を説明する。

比較的短いものならカイデックスや皮がいい。
カイデックスは熱を加えると軟らかくなって形を変えられる(ぐにゃぐにゃ変わるわけではないよ)のでそれを刃物に押し当ててある程度の型を取る。
その時にあまり押し付けすぎない事。あんまり細部まで型取りするとラフなしまい方ができなくなってしまうので、輪郭がわかるくらいに押し付けする。
さらに注意すべきは片方からのみ型取りをする。もう一方はただの平面で作る。その方が圧倒的にしまいやすく、且つ作りやすくなる。
くわしい内容は後日写真を交えて説明したい。

皮は・・・わからん。裁縫は得意じゃないんだ。
ここでは↓に染色方法を挙げる。コピペ。

Aさん
革でシースを製作する時、革の染色は縫い上げた後、またはその前のどちらで行ってますか?
縫う前に染色すると、革が硬くなり成型しにくそうなので、私は最後に染色していますが
皆さんはどの様にしていますか?

Bさん
自分は染色をしていません。なめし皮に薄く油を入れ、日光に当てる事でアメ色にしています。
月日が育てた色が自分は好きです。

知人に聞いた所、知人は染色済みの皮を使っているそうです。

ただ、自分は皮を整形する際水を含ませてから行うので、それならば皮が堅くて、整形し難いと言う事は内のではないでしょうか?

Aさん
革によってはオイルを塗っただけでも、革そのもの風合いがて出てよさそうですね。
しかし育てるというのは、手がかかっていますね。

成型の件ですが、ラブレスポーチ型の様な二つ折りにする時なんです。(折り目の所だけ水を浸せばいいかな。)
私は水溶性の染料を使ってるのですが、結構柔らかい革でも水に浸してから乾かすと、案外硬くなってしまうので
先に染色すると加工しにくくなりそうだなと思ってたもので・・・

Bさん
>折り目の所だけ水を
部分的に浸すのは止めといた方が良い。シミになったりする。(と言うかなったw)
水溶性の染料で染めながら整形すればどうだろう?
完成した時は堅めの方が良いのであるし。

Aさん
結局、形ができてから染色する事になっちゃうのかな。
ウェットフォームした後、コバを仕上げたげてから染色してますが
革の伸びた部分とかは、微妙に染めむらができてしまいます。
染めむらも一種の趣と思って、ひとりで納得していますが・・・
はじめから染色された革を使ってればいいのかな。

Bさん
水性の染料で染めてるって事だけど、ドブ漬けにでもしてるの?
筆や刷毛で薄く塗りこんでいけばそれほど硬くなることも無いと思うけど。

Aさん
薄めた染料を刷毛で塗ってますよ。
結構重ね塗りをしなければならないので、水分を含んでしまうから
乾燥すると硬くなっちゃうんですよね・・・

Bさん
刷毛塗だったのか。どぶ漬で染めてみたらどうでしょう。
挑戦して上手く言ったら教えてください。

Aさん
どぶ漬ですか。染料を見直さないとだめかな・・・
もうちょっと研究して、いい方法があったら発表します。

という感じ。

木製の鞘やシースを作る場合は、焼き入れる前に焼いた刀を鞘の木の上に乗せると、刃の形に焼ける。
それを何度か繰り返せばその通りの焼け跡ができ、その部分を金ブラシでこすると削れる。
これだとほぼ刃物にぴったりのものができる。

長物は実際焼入れをすると刀身がさらに曲がるらしいので寸法が合わなくなるという。
その場合は焼入れした刀身をトレースして彫刻刀やリューターで削るのがよろし。

材料には朴(ほお)の木が刀身を傷つけず、削れにくいそうだ。なのに加工性は◎。
ちなみに柄も同じ材質だという。


まぁもっぱ漏れはダンボールで包んで、ガムテープで繋ぎ目を閉じて終わり。
ダンボールに力を入れずに抜けば十分持つ。何よりつくるのがラク。
ようは危険が無いように刃を隠せればいいわけでw

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