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鍛造

ここは鍛造の方法とコツを説明するところ。
今まで刃物作りをした事がある人なら見なくてもかまわないけど、もしかしたら参考になる事も書いてあるかもしれないので見てちょうだいな。

必要な道具
炉、ハンマ(軽いのと重いもの)、ハシ(いわゆるやっとこ)、金床(アンビル)ぐらい。
冶具は反りをつけたり、逆に反りをつけないようにするようなものがあれば十分かと。
他には鋼材を捻ったりするためのモンキーレンチやペンチがあればベスト。

鍛造の基本
まず鍛造をする場合に鋼材を熱するが、その時に加工する温度がある。
通常の高炭素鋼材(SK材)だと大体オレンジ〜黄色くらいが目安。温度で言えば900〜1000℃くらい。あるいは1100℃くらいでもいいかな。とにかく脱炭しない程度に。
その温度になるまでマターリと送風と炭を追加していく。炭が邪魔で鋼材の色が確認出来ない時には時々炭の中から引き上げて色を確認する事。
くれぐれも融解しないように注意してね。

加工温度になったらハンマを振るう。適正な加工温度になっているのならあまりキンキンとした音ではなく鉛を叩いた時と同じような音がするはず。
この時どちらが刃になるかきちんと確認しておく事。叩いていて実は峰側に刃金があった、などとなるとやる気が失せる。
全鋼の場合は、刃先の方向だけ注意すればそういうのは気にしなくてよい。

次に叩き方。こればっかりは写真がないとどうも伝わりにくい所があるが。
ま、なんとなくわかったつもりになるくらいの説明で勘弁してちょうだいな。時間があったら写真を加えるつもり。

まず始めに片刃か両刃かをきちんと決める。じゃないと後で面倒。
次にハンマでブレイドベベルを叩き出す。叩き出す時は叩き出したい方向にハンマを幾分滑らせるようにすると大抵伸びる。
そして叩き伸ばす時は思い切りが肝心。びびってると逆に失敗する事が多い。

叩き出したのはいいもののなにやら反ってしまった(あるいは反り過ぎてしまった)という時は、峰側を下にしてトントンとハンマで上から満遍なく叩けば大体の反りは取れる。
その時にブレイドの部分のデコボコも取り去ってしまうとあとがラク。
ハンマを小刻みにとんとんという感じでデコボコを出来るだけ滑らかに修正していく。勿論幅も少し戻るので再び横を叩く。これを繰り返して刃物の形にする。

さて、鍛造に慣れていない方ならこの時点で相当肩や前腕の疲労が溜まっていると思う。
そこでコツをお教えしよう。
まずハンマを持ち上げ鋼材に目掛けて振るうのだが、最初から力を入れてはダメ。インパクトの瞬間にハンマを握り込んで手首のスナップを利かせて叩く。
そして叩いた時のバウンドを利用してハンマをすっと持ち上げる、という感じだと疲れが溜まり難くなる。
それと初心者に特に多いのがハンマの角で叩いて深い傷に似た槌目をつけてしまうこと。
これは大変修正しにくく、後から外形を整える時の切削で泣く事も多々ある。(削っても削っても傷が消えなかったりする) やはり一番いいのはやり方を慣れるまで練習するのがよい。やってる内に手の皮が剥けてくるかも知れないけどテーピングしてガンガレ。
あとハンマを握る手はすっぽ抜ける可能性があるので絶対に軍手をしてはならない。いぼつきや皮手袋なら可。


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